研究大会のご案内
研究大会準備委員会・理事会 連携企画
「日本特別ニーズ教育学会第30回記念研究大会前日プログラム」
開催要項
日本特別ニーズ教育学会第30回記念研究大会前日の10月18日(金)において、準備委員会と理事会の連携企画として「日本特別ニーズ教育学会第30回記念研究大会前日プログラム」を開催します。
本企画は、普段なかなか行くことが難しい日本の特別ニーズ教育・特別支援教育に関わる主導的な特別支援学校・福祉施設、少年院・少年鑑別所、最先端の研究機関および歴史記念館・資料室等への見学ツアーを実施し、第一線で活躍する研究者・専門家との出会い・交流も含めて、参加者の研究的視野を拡げる学びの機会とするものです。
とくに特別ニーズ教育・特別支援教育に関心のある若者・若手(高校生、大学学部・専攻科・大学院学生等)の皆さんのご参加に期待しております。多くの皆様の応募をお待ちしております。 とくに特別ニーズ教育・特別支援教育に関心のある若者・若手(高校生、大学学部・専攻科・大学院学生等)の皆さんの応募に期待しております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
2024年7月27日
日本特別ニーズ教育学会第30回記念研究大会準備委員会
委員長 髙橋智(日本大学文理学部教育学科)
日本特別ニーズ教育学会理事会
代表理事 田部絢子(金沢大学人間社会研究域学校教育系)
見学ツアー先
*前日プログラムにご参加いただくには、その前に第30回記念研究大会の参加登録・参加費支払いが必要となります。申込みは以下リンクからお願いいたします。
https://peatix.com/event/4034886/view
*午前は1企画のみですが、午後は4企画ありますので、それぞれ1企画をご選択ください。午前のみ・午後のみの参加でも差し支えありません。
*見学・参観の性格上、各企画の募集定員は「10名」です。
*現地集合・現地解散となります。詳しいご案内はお申込みいただいた後に担当者より連絡をさせていただきます。
*申込みは以下のフォームからお願いいたします。申込締め切りは10月12日(土)です。応募人数が多い場合には先着順といたします。
【前日プログラム申込(Googleフォーム)】https://forms.gle/qPDKFRSCTACWpLLs7
*問い合わせ先
「日本特別ニーズ教育学会第30回記念研究大会前日プログラム」担当理事
能田昴(のうだ・すばる、秋田大学教育文化学部こども発達・特別支援講座) subaru.noda.1230[@]outlook.com
前日プログラム【午前の部】
10月18日(金)10:00~11:30 東京都立松沢病院「日本精神医学資料館」見学ツアー(定員となりました)
東京都立松沢病院「日本精神医学資料館」は、日本の公立精神病院で2番目に古い歴史をもつ「東京府癲狂院」を前身とする東京都立松沢病院の夜間救急診療室と保護隔離病棟を資料館としています。資料館の中には当時の精神病院で行われていた治療器具や実際の保護隔離病棟をそのまま残したものなどが展示されています。当日は館長により松沢病院の歴史や資料館の展示を説明していただきます。
https://x.com/toritsubyouin/status/1185387005238112256
https://www.station-dc.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/1866.html
【担当・同行理事】石井智也(兵庫教育大学学校教育研究科)
【アクセス】〒156-0057 東京都世田谷区上北沢2丁目1−1
*京王線「八幡山駅」より徒歩5分
前日プログラム【午後の部】
*以下の4企画の見学ツアーから1企画をご選択ください。
①筑波大学附属視覚特別支援学校および資料室・常設展示室見学ツアー(13:30~15:00)
筑波大学附属視覚特別支援学校はわが国唯一の国立大学法人の視覚特別支援学校であり、「視覚障害教育のナショナルセンター」ともいえます。幼稚部、小学部、中学部、高等部および高等部専攻科を擁し、敷地内に寄宿舎を併設しています。
筑波大学附属視覚特別支援学校は、1875(明治8)年 に盲人教育のために楽善会が発足し、1876年(明治9年)に東京府知事により訓盲院の設立の許可を受けて「楽善会訓盲院」として設立されました。 その後、「楽善会訓盲唖院」「東京盲唖学校」と名称が変更となり、1910年(明治43年)に「東京盲学校」として現在地に移転しました。
筑波大学附属視覚特別支援学校の資料室・常設展示室には、日本における凸字以前の盲人用符号文字、日本における凸起文字、教授用凸文字教科書針文字、外国の点字、「日本訓盲点字翻案完成苦心のあと」、点字初歩説明器、点字盤、タイプライター等の展示がなされています。
https://www.nsfb.tsukuba.ac.jp/
https://www.nsfb.tsukuba.ac.jp/shiryou/siryosit_d.html
【担当・同行理事】池田敦子(東海学院大学)
【アクセス】〒112-0015 東京都文京区目白台3丁目27-6
東京地下鉄有楽町線「護国寺駅」より徒歩8分
②滝乃川学園石井亮一・筆子記念館見学ツアー(13:30~15:30)
滝乃川学園は、濃尾震災による罹災孤児の保護と教育を目的に、1891年に開設された孤女学院を母体とし、1897年に至って知的障害児に関する研究・教育、そして生活支援をおこなう施設に転換し、現在の名称である滝乃川学園に改称いたしました。以来、日本で最初に知的障害児の学びの場と生活の場を創った施設として、わが国の知的障害児教育・福祉の発展に貢献してきました。
概要説明の後、石井亮一・筆子記念館、礼拝堂(天使のピアノ)等をご案内いただきます。石井亮一・筆子記念館1階の旧・教室部分は、石井亮一・筆子の遺品や学園が保有する史料の展示コーナーになっています。2階は中央部に大講堂があり、学園の行事や講演会、研究会、公開講座等、多目的に利用されています。https://www.takinogawagakuen.jp/guide/history/
https://www.takinogawagakuen.jp/guide/history/
【担当・同行準備委員】石川衣紀(長崎大学教育学部)
【アクセス】〒186-0015 東京都国立市矢川3-16-1
*JR南武線「矢川駅」より徒歩10分
③東日本少年矯正医療・教育センター/東京西法務少年支援センター見学ツアー(13:30~15:30)(定員となりました)
東日本少年矯正医療・教育センターは、関東医療少年院と神奈川医療少年院を移転・統合して、2019年4月 1日に設立された少年院です。少年院は家庭裁判所から保護処分として送致された少年に対し、犯罪的傾向を矯正し、健全な育成を図ることを目的として矯正教育を実施するとともに、16歳に満たない少年受刑者についても16歳までの間、矯正教育を行うことができる施設です。
矯正教育は、犯罪的傾向を矯正するとともに、健全な心身を培わせ、社会生活に適応するのに必要な知識、能力を習得させることを目的とするもので、生活指導、職業指導、教科指導、体育指導、特別活動指導の5つの指導に区分されています。東日本少年矯正医療・教育センターでは、各在院者の病状や発達障害その他特性に応じ、社会生活 に必要な基本的生活習慣や生活技術、対人スキルを体得させるための働き掛け、基礎学力の付与など、個に応じた指導を行っています。https://www.moj.go.jp/content/001393633.pdf
東京西法務少年支援センターは、2019年4月に八王子市(旧八王子少年鑑別所)から昭島市に移転しました。少年鑑別所法第131条に基づき、児童福祉機関、学校・教育機関などの青少年の健全育成に携わる関係機関・団体と連携を図りながら、地域における非行及び犯罪の防止に関する活動や健全育成に関する活動などに取り組んでいます。具体的には、能力・性格の調査、問題行動の分析や指導方法の提案、こどもや保護者に対する心理相談、事例検討会等への参加、研修・講演、法教育授業等の支援を心理学等の専門家が行っています。
https://www.youtube.com/watch?v=01fVk6ZDbdg
https://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei25_00001.html
【担当・同行理事】内藤千尋(山梨大学大学院総合研究部教育学域)
【アクセス】〒196-0035 東京都昭島市もくせいの杜2-1-3
*JR青梅線「東中神駅」より徒歩15分
④日本科学未来館アクセシビリティラボ見学ツアー(13:30~14:30、解散後自由見学)
浅川智恵子日本科学未来館館長の日本科学未来館紹介メッセージ:「日本科学未来館は、最新の科学技術の知識を得るだけでなく、あらゆる人々がともにより良い未来をつくるためのプラットフォームです。人工知能やバイオテクノロジーなど科学技術の進化によって、新しい社会が開かれようとしています。一方で、人為起源の気候変動をはじめとする地球規模の課題は深刻になっています。科学技術がもたらす便利さをただ受け入れるだけでは、より良い未来は決してやってきません。日本科学未来館というプラットフォームでは、あらゆる人たちが立場や場所をこえてつながります。そこで幅広い科学技術を体験し、未来の社会を想像し、よりよい未来に向けた行動を始めることができるでしょう。そして、その中から新しいアイデアやイノベーションが生まれることを目指しています。そのために、私たちはダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂性)を大切にし、さまざまな科学コミュニケーション活動を積極的に進めています。ともに未来をつくっていきましょう」。https://www.miraikan.jst.go.jp/aboutus/directors/
科学技術は障害者の生活を一変させてきました。今や音声合成やモバイルデバイスは、就労や教育など視覚障害者の日々の生活に欠かせない技術です。日本科学未来館アクセシビリティラボは、先進的なAIやロボティクスの技術を持った企業や大学と協業して、視覚障害者が街を自由に移動し、身の回りの情報を認識し、自立して生活するための技術を生み出すコンソーシアム型研究室です。こうした技術を、未来館をフィールドとして来館者に体験していただき、可能性と課題をともに考えることで、近未来の社会実装を促進します。https://www.miraikan.jst.go.jp/research/AccessibilityLab/
日本科学未来館アクセシビリティラボにて、AIスーツケースをはじめ触れる展示などの研究開発中のものを紹介していただき、実際に体験します。入館料は別途必要です。解散後は自由見学となります。
日本科学未来館
https://www.miraikan.jst.go.jp/aboutus/
浅川智恵子館長と「AIスーツケース」
https://www.miraikan.jst.go.jp/research/AccessibilityLab/
【担当・同行理事】能田昴(秋田大学教育文化学部こども発達・特別支援講座)
【アクセス】〒135-0064 東京都江東区青海2丁目3番6号
*新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」より徒歩4分















