SNE学会2021年度課題研究 公開研究会(中間報告)
「特別ニーズ教育と比較教育学の地平」について
担当理事:黒田 学・加瀬 進
1.課題研究の趣旨
本学会も含め、個別の外国研究は少なからず積み上げられてきています。対象となる国々も欧米のみならずアジア圏域にまで広がり、学位論文として刊行される研究成果も少なくない状況です。また歴史研究という視座のみならず、政策やカリキュラムに関する研究、フィールドワークの手法を用いた実践研究も行われており、外国研究はそのウィングを大きく広げてきました。
一方、本学会設立25周年に企画した「改めて「特別ニーズ教育」とは何か」という課題設定が求められたように、なぜ、何について、どのように「比較教育学」に取り組み、学的貢献をしようとしているのか、今こそ改めて問い直すことが必要なのではないでしょうか。外国研究を行う者は、常に個別の外国研究がもつ意義や課題、「比較」の意味や方法(個別外国研究自体が内包する「比較」を含む)、今求められている研究テーマなどの「問い」と向かい合わざるを得ません。そこで、自らの研究を踏まえながら、こうした問いへの省察、振り返りを共有し、議論することを通して、特別ニーズ教育研究を深める「比較教育学」の在りようを考える契機としたい、というのが本課題研究の趣旨です。
今回の公開研究会(中間報告)ではこの課題研究をより深く、より実のあるものにするため、オンラインで開催し、参加くださる皆様とともに、討議していきたいと企画しました。
2. 日時:4月18日(日)10:00~12:00(オンライン)
3.話題提供者と内容の骨子
次の先生方の研究に関わって、①研究の動機、②研究の経緯、③研究途上でぶつかった壁とそれを乗り越える取組、④比較教育学の未来と課題、を踏まえたプレゼンテーションを行っていだきます。
<話題提供者>
窪島 務先生(滋賀大学名誉教授・ドイツ研究)
間々田和彦先生(王立プノンペン大学教育学部客員講師・カンボジア研究)
千賀 愛先生(北海道教育大学札幌校准教授・アメリカ研究)
4.申し込み
参加費は無料ですが、ZOOM契約の関係から定員を当日先着100名に限定させていただきます。
https://forms.gle/LAq7gHzfDrtdEKj49
上記リンク先の入力フォームよりお申し込みをお願いします。申し込まれた方に参加用URLをご案内いたします。